2010年07月30日
小規模企業共済制度 解説その2
引き続き
小規模企業共済制度についての解説です
これまでを読んでお分かりの通り、
『自身の未来への貯蓄』という特性の大変高いモノでありながら、
その掛け金は 全額
「課税の対象となる金額、すなわち(儲け)とみなされる金額」から控除して計算してくれるということです
つまり 乱暴に言うと
「儲けが出て税金で持っていかれる位なら、後で自分に還って来るんだから こっちに掛けとけっ」ってことですね (かなり乱暴ですが・・)
実際に共済金を受け取ることの出来る時 についてですが、
『経営者の退職金制度』という本制度の体質からしまして、
簡単に言うと「仕事をやめた時」と言うコトになります。
もちろん(引退・倒産・死亡)などがそれに含まれます
まぁ、老後の「年金」と考えれば判りやすいでしょうか
もうひとつ 頼れる特徴として、があります。
簡単に説明すると、
「今まで払い込んできた掛け金の合計までなら、何かあった時にいつでも貸しますよ」
ということです
モチロン 支給時の金額は目減りしますが、
様々なことが起こる「これからの経営」において 「万が一の時の心強い支え」になることでしょう
他に 共済金の受け取り方法ですが(Q6の画像を取り忘れました)
「退職金」と同じように「一括」で受け取ることも出来ますし、
「年金」のように「分割(10年・15年)」で受け取ることも出来ます。
その場合の扱いは
「一括受け取り」であれば『退職所得』、
「分割受け取り」であれば『公的年金等の雑所得』
の扱いになります
(難しい説明ですが、ようするに「ほとんど税金で持っていかれることは無いよ」ってことです)
といったトコロでどうでしょう。
いくらかは ご理解出来ましたでしょうか
ですので、理想としては
①「開業初月」から加入して、最初は1000円。
②2年目以降、毎月のキャッシュフローが一定してきたら可能範囲で増額の処理をする。
ただし、初年度からの赤字分や 3年目以降の安定期のことを踏まえて、多少ゆとりのある金額(5000円~20000円程度)にとどめておく。
③3年目以降、初期投資の回収率や毎月の平均利益により 可能額へ増額する。
といった流れが理想かな と思っています
実際に加入を検討される場合は、
『地域の商工会』 にて 手続き及びさらに丁寧な説明をしていただけますので 是非ご相談されてみてください
では、以上
「小規模企業共済制度」の解説でしたぁ~
(まみいさん、お判りいただけていれば良いのですが)
小規模企業共済制度についての解説です
これまでを読んでお分かりの通り、
『自身の未来への貯蓄』という特性の大変高いモノでありながら、
その掛け金は 全額
「課税の対象となる金額、すなわち(儲け)とみなされる金額」から控除して計算してくれるということです
つまり 乱暴に言うと
「儲けが出て税金で持っていかれる位なら、後で自分に還って来るんだから こっちに掛けとけっ」ってことですね (かなり乱暴ですが・・)
実際に共済金を受け取ることの出来る時 についてですが、
『経営者の退職金制度』という本制度の体質からしまして、
簡単に言うと「仕事をやめた時」と言うコトになります。
もちろん(引退・倒産・死亡)などがそれに含まれます
まぁ、老後の「年金」と考えれば判りやすいでしょうか
もうひとつ 頼れる特徴として、があります。
簡単に説明すると、
「今まで払い込んできた掛け金の合計までなら、何かあった時にいつでも貸しますよ」
ということです
モチロン 支給時の金額は目減りしますが、
様々なことが起こる「これからの経営」において 「万が一の時の心強い支え」になることでしょう
他に 共済金の受け取り方法ですが(Q6の画像を取り忘れました)
「退職金」と同じように「一括」で受け取ることも出来ますし、
「年金」のように「分割(10年・15年)」で受け取ることも出来ます。
その場合の扱いは
「一括受け取り」であれば『退職所得』、
「分割受け取り」であれば『公的年金等の雑所得』
の扱いになります
(難しい説明ですが、ようするに「ほとんど税金で持っていかれることは無いよ」ってことです)
といったトコロでどうでしょう。
いくらかは ご理解出来ましたでしょうか
ですので、理想としては
①「開業初月」から加入して、最初は1000円。
②2年目以降、毎月のキャッシュフローが一定してきたら可能範囲で増額の処理をする。
ただし、初年度からの赤字分や 3年目以降の安定期のことを踏まえて、多少ゆとりのある金額(5000円~20000円程度)にとどめておく。
③3年目以降、初期投資の回収率や毎月の平均利益により 可能額へ増額する。
といった流れが理想かな と思っています
実際に加入を検討される場合は、
『地域の商工会』 にて 手続き及びさらに丁寧な説明をしていただけますので 是非ご相談されてみてください
では、以上
「小規模企業共済制度」の解説でしたぁ~
(まみいさん、お判りいただけていれば良いのですが)
Posted by 鉄板マイスター at 00:10│Comments(8)
│開業・起業(素材集め)
この記事へのコメント
おはようございます!
早速、すっごくわかりやすく説明していただいて、感謝♪
掛け金の見直しも可能なようなので、
まずは開業と同時に加入しておくのが良さそうですね。
「儲けが出て税金で持っていかれる位なら、
後で自分に還って来るんだから こっちに掛けとけっ」
はい、かなり乱暴ですが・・・
説得力のある説明で・・・納得することができました(^^)v.
ありがとうございました (*^^*)
早速、すっごくわかりやすく説明していただいて、感謝♪
掛け金の見直しも可能なようなので、
まずは開業と同時に加入しておくのが良さそうですね。
「儲けが出て税金で持っていかれる位なら、
後で自分に還って来るんだから こっちに掛けとけっ」
はい、かなり乱暴ですが・・・
説得力のある説明で・・・納得することができました(^^)v.
ありがとうございました (*^^*)
Posted by まみい at 2010年07月30日 09:07
素晴らしい!
分かりやすいですね~、さすがです!!
また、いろいろと教え下さい(笑)
分かりやすいですね~、さすがです!!
また、いろいろと教え下さい(笑)
Posted by きちママ at 2010年07月30日 11:56
とってもわかりやすかったです!!
ありがとうございます!
開業と同時に加入したいです(*^_^*)
ありがとうございます!
開業と同時に加入したいです(*^_^*)
Posted by プチパッケ at 2010年07月30日 21:10
さすが!分かりやすい説明です、ありがとうございます。
簡単に…とか、つまり乱暴に…とか、ようするに…とか
という説明が素晴らしい!
こういうのって、備えたい気持ちと、何となく二の足を踏む気持ちでもやもやして決めきれないので、こうやって説明していただけると
助かります。参考になりました。
簡単に…とか、つまり乱暴に…とか、ようするに…とか
という説明が素晴らしい!
こういうのって、備えたい気持ちと、何となく二の足を踏む気持ちでもやもやして決めきれないので、こうやって説明していただけると
助かります。参考になりました。
Posted by あられちゃん at 2010年07月31日 11:29
>まみいさん
少しでもお役に立てたなら良かったです!
こういう 国の制度って、どれだけ便利なモノや役立つモノがあっても
「知らない」 と何も利用できませんもんね。
その割りに「告知の徹底」がなされていない 今の現状で、
”全て自分で見つけて利用する”のには 限界があります・・・
今後もイロイロとお知らせしていきますので、宜しければご覧下さい!!
少しでもお役に立てたなら良かったです!
こういう 国の制度って、どれだけ便利なモノや役立つモノがあっても
「知らない」 と何も利用できませんもんね。
その割りに「告知の徹底」がなされていない 今の現状で、
”全て自分で見つけて利用する”のには 限界があります・・・
今後もイロイロとお知らせしていきますので、宜しければご覧下さい!!
Posted by 鉄板マイスター at 2010年07月31日 15:14
>きちママさん
いやぁ~~ きちママほど勉強されている方には、
コレと言ってお教えするようなモノはございませんよ(笑)
こちらこそ ヨロシク勉強させていただきます!
いやぁ~~ きちママほど勉強されている方には、
コレと言ってお教えするようなモノはございませんよ(笑)
こちらこそ ヨロシク勉強させていただきます!
Posted by 鉄板マイスター at 2010年07月31日 15:16
>プチパッケさん
今後 長期的な視点で考えるのであれば、加入しておいて良いのかな と思いますね。
モチロン、ランチェスターまで勉強されて 「戦略」も「戦術」もカンペキ! 自信に満ち溢れた プチパさんなら、 開業当初から『月額7万円』で始めても OKでしょう(笑)
”500円単位で 細かく掛け額の設定が出来る” というのもイイですよね。
今後 長期的な視点で考えるのであれば、加入しておいて良いのかな と思いますね。
モチロン、ランチェスターまで勉強されて 「戦略」も「戦術」もカンペキ! 自信に満ち溢れた プチパさんなら、 開業当初から『月額7万円』で始めても OKでしょう(笑)
”500円単位で 細かく掛け額の設定が出来る” というのもイイですよね。
Posted by 鉄板マイスター at 2010年07月31日 15:21
>あられちゃんさん
なんだか お褒め戴きありがとうございます(嬉)
記事には書ききれませんでしたが、
掛け金を「増額」するのは 簡単な処理で済み、なおかつ「歓迎されるべき」行動なので 制度としても「本人」としても 喜ぶべきことなんですが、
掛け金を「減額」する処理は 多少↑よりも手間がかかるようです。
ですので、理想としては 増・減を繰り返すのではなく、
『無理なく、徐々に”増額処理”だけをしていく』
という形ですね。
なんだか お褒め戴きありがとうございます(嬉)
記事には書ききれませんでしたが、
掛け金を「増額」するのは 簡単な処理で済み、なおかつ「歓迎されるべき」行動なので 制度としても「本人」としても 喜ぶべきことなんですが、
掛け金を「減額」する処理は 多少↑よりも手間がかかるようです。
ですので、理想としては 増・減を繰り返すのではなく、
『無理なく、徐々に”増額処理”だけをしていく』
という形ですね。
Posted by 鉄板マイスター at 2010年07月31日 15:29