リンゴの明日を考える

鉄板マイスター 

2010年02月13日 23:41

福岡で活躍されている
『野菜ソムリエ』の皆さんで構成される

【ベジフルコミュニティ フクオカ】

様々なお野菜・果物について、
その各人の更なる知識向上の為に
毎月 勉強会が開催されています



今回の勉強会
その主役は・・

【リンゴ】 です



今回テイスティングさせて頂いたのは

まだ 関西以西では一般発売されていない
『星の金貨』 
と言う品種のモノ


これが実に旨い

聞くと 
この品種の特徴は
表皮が薄い
 それにより、皮ごと食べたときの口当たりがバツグンに良いのです

酸味が少ない
 甘く柔らかな味わいは 幾らでも食べれそう

シャリシャリという食感がある
 歯ざわりの良いシャリシャリ感は 食べていて爽快感があります

九州・福岡での発売が待ち遠しい、
『皮のまま食べたい』リンゴです


今回ご指導頂いたのはコチラの講師の先生です


サラリと流したサイドバックの前髪が とってもセクシー
野菜ソムリエの皆さんも 思わずウットリ


では、今回
私があらためて学んだ 『リンゴ』 の知識をここでご紹介します


 リンゴの品種数は、確認されているだけで1万 5000種余り。  
  その内、2000種程が 日本でも確認されている

 と言っても、実際に日本で広く市場流通に乗っているのは 
  20種類位で、あとは一般的には流通していない

  リンゴの品種がココまで多様なのは、
  リンゴそのものが持つ、「野生化しやすく 変異しやすい」特徴のためである。

  リンゴの外皮が、ワックスをかけた様にテカテカしているのは、  
  収穫後も呼吸をしているリンゴ自身が、体内からの水分の蒸散を防ぐ為
  表面に膜を張ろうとする為である。

  リンゴの表面に模様のように存在する あの白い斑点は  
  リンゴが呼吸に使う為の 空気口である。

  人気名柄「ふじ」
  「富士」と明記されることも多いが、本当は「藤」である。
  青森県藤崎町が原産である為、町の一字をとって「藤」と名付けられた。 

  「サンふじ」と「ふじ」の違いは
  「有袋か無袋か」と言う 栽培方法方法の違いである。
  有袋だと「ふじ」無袋だと「サンふじ」となる。

  では「サンふじ」と「ふじ」の具体的な違いは  
  「サンふじ」は 太陽の光を多く浴びている分、「ふじ」に比べて1~2度 糖度が高い
  「ふじ」は サンふじに比べ、日持ちが良い のが特徴。

  良いリンゴのポイントとされる『みつ』の正体は  
  リンゴ内の栄養分が 内部で飽和状態になり中心近くに蓄積したもの。
  「甘い」かどうかは別としても、「太陽をたくさん浴びて育っている」と言う評価には繋がる。  
 
  スーパーなどでの 鮮度の見分け方
  リンゴに残った「つる」の部分を見る
  つるにまだ水分が残っていれば 鮮度が高い。
  乾燥していまっていると 収穫後日が経っているということになる。

  リンゴの頭(つる)の部分に出来るひび割れは、  
  リンゴの実が大きく成長しようという時に 晴天が続くと、一気に育とうとする為
  外皮がそれに耐え切れず キレツが入る為。
  人間で言う 『妊娠線』 の様なものだそう。

 
ふぅ




以上、
短い時間でしたが、
リンゴをもっと近くに感じられた
貴重な勉強会でした
   




ベジフルコミュニティ 福岡
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ベジコミュ福岡代表&野菜ソムリエ 小西良依さんblog
http://yaplog.jp/vegefrutherapy/

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